この先染めストライプ生地を生産している工場は、N社、A社、P社など、世界的なブランドの生地を生産している工場です。
また、縫製工場はアメリカ向けの、N社、A社、U社の縫製を行っている工場です。 いずれの実績も申し分なしと言えると思います。
ストライプ生地には2種類の生地がある事は意外と知られていません。 赤と白のストライプの場合を想定して、
1: 赤糸と白糸で縫いながらストライプのデザインを織る。(裏地もストライプ)
2: まっ白な生地の上に赤のストライプをプリントする。 (裏地は白い)
通常、日本のマーケットでは、後者:2のストライプが主流です。 理由は単純で 【少量発注可能で、安い】 というのが何と言っても大きいですね。
但し、色の深み、色が昇華をしないなど、前者には圧倒的な質の差があります。 しかし、こういった生地を実際に市場に投入しているのはアディダスだけのようです。
アディダスジャパン:238644 は先染めのストライプ生地が採用されています。
O.K.A.では 【先染めストライプ生地】 を採用してセミオーダーユニフォームを作成させて頂く事に決定致しました。 これ、実はすごい事で、ストライプモデルは基本的にセミオーダーなどでデザインを触る事がほとんどできないですよね。 ほぼ唯一なのが、Kappaのカスタムオーダーですが、こちらはプリントですね。
なぜ、先染めのストライプ生地の採用が難しいのか、という事なのですが、その発注ロット数を聞いて頂ければご納得頂けると思います。 少なくても
生地で2.5トン=1デザイン
が、最小の発注ロット数です。 2500kg ですよ。(笑) 赤黒のストライプで2.5トン、青黒になるとさらに2.5トンです。 そんなストライプの生地の種類を14種類もご用意させて頂いている訳ですから、これは驚きではないでしょうか?
業界では、O.K.A.はどうやって、先染めストライプをこんなに多く対応できるんだ、と思われている訳ですが、そこがO.K.A.らしさですよね。 不可能を可能にしてしまう実行力です! 生地サンプル(返却不要)、製品サンプル(要返却)の送付をさせて頂いておりますので、是非、一度手に取ってみて頂きたいと思います。全く違う次元の物であるのが一目瞭然です。
また、当然ではございますが、生地自体の機能性も高く、有名メーカーと同等のドライ機能が搭載されております。 生地の質では各ブランドと見比べて頂いてもかなり上位にございます。
先染め生地でございますので、裏っかえしてみても同じ色な訳です。
唯一、ブラウグラナの配色のみは、さらに上の次元で、「先染めでありながら高度な織りを駆使している」ので、裏がそう見えないのですが、
これは、もっと色合いに深みを出す技術です。技術的には表糸と裏糸の色を差し替えています。 両面スムース加工なんですね。
mm単位以下の生地目の間から反対色が見えるので、色の深みがグーーーんと増します。
左端の1反でビブスを作りましたが、1反分のビブスが何と3日で売り切れてしまいました!安くて良い物は売れますね、不況でも。
生地自体の発注数量が膨大になるので、先染めの生地は高品質で色合いも綺麗なのですが、色の種類展開がかなり制限されてしまう、というのも一つのデメリットですね。 実際、アディダスの238644の先染めストライプモデルは 4種類の色展開しかございませんね。
そう考えると、14種類というのが、いかに凄く豊富な色展開か、というのがご理解頂けると思います。
O.K.A.のような小さなショップがセミオーダーユニフォームを取り扱うということ自体が驚きですが、内容的にも、世界的なブランドよりも豊富な種類をご用意させて頂く、という次元な訳でございます。価格は言わずもがなですが。
〜こちらはプリントストライプ〜
こちらはプリントストライプです。 最小発注は生地段階で100kgと先染めの物に比べると 1/25 とかなりオーダーしやすいですね。
決してプリントの方が悪いという訳ではないです。 同じ予算なら 25倍もの自由度がある訳でお客様の選択肢を増やしてくれるのがプリントです。
ご覧頂けるように、インテルやバルサも、実はプリントのストライプ採用なんです。
ただNIKEの場合は、あの特殊な凹凸感のある生地を織る事の方が重要度では上のようですね。
昇華防止素材のラバーでなかったら、ナンバーにユニのプリントカラーが浮き上がってきてしまいます。これは仕方ないですね。
真ん中が先染めストライプ生地にスクリーンプリント(ビブス)
ご覧頂けるように、昇華しやすい赤系の色でさえも、ほとんど昇華しません。(白の場合は昇華ではなく透けるという事が起こりますが。)
しかし、両端のプリント生地の方はどうでしょうか? 図柄が完全に昇華してしまっています。(OKAでは昇華するため、通常はこのプリントを採用しておりません。)
加工の際に、品質にここまでの差が出てしまう訳です、これは事実として。
一方、アディダスのACミランの赤黒ストライプはかなり長い間、先染めのストライプ生地が採用されています。
ですので、高価で膨大な量をオーダーしないといけない先染め生地が使えない、違法コピーモデルとの差が一目瞭然になっています。
もちろん、正規のミランモデルはナンバーの昇華もほとんどございません。(モデルにより差はあるのですが)
〜実際の生地の画像〜
デジタルばかりでなく、実際の生地のスキャナ画像を以下に掲載させて頂きます。スキャナは蛍光灯の光を当てるので、実際の色合いと若干の違いがある場合もございますが、参考にして頂けると思います。
全く色に、薄みの無い、深い配色であるのが、これだけでもご確認頂けると思います。 デジタルではうまく表現できませんでしたが、紺x黒は本当にシックで、非常に格好良い配色になっております。
05: 紺x赤
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06: 黒x赤
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07: 黒x青
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08: 白x黒
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09: 黄x赤
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10: 白x緑
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11: 黒x黄
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12: 白x赤
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13: 白x青
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14: 緑x黒
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15: 青x赤
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16: 紺x黒
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17: 白x水
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18: 白x紺
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アップ画像
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このような豊富な先染めストライプ生地を在庫するというのはどういうことか、と申しますと…。
〜どーーーーん〜
OKAロゴが入っている部分は仕入れ先の情報が入っているので、隠させて頂いております。
これを原反と言いまして、数える単位は【反(タン)】です。一反木綿(イッタンモメン)という妖怪はそういう意味ですね。 このような感じで、弊社倉庫は原反が山積み。1反の幅は約2メートル弱あります。
こういった形で在庫をする事が出来ますので、【サイズ】や【袖の種類】など、皆様のご要望を最大限お聞き届けさせて頂ける状況が出来上がる訳でございます。 もちろん、在庫も永久にある訳ではないので、人気のストライプは無くなる事もあるかもしれません。 しかし、考え得る最高の状況をお客様にご提供できているものと思います。
【05: 紺x赤】 の生地を使って実際にユニフォームやビブスを作ってみたのが、上記モデルです。
〜お電話でのお問い合わせ〜
ご不明点: |
086-476-5599 |
(火曜〜日曜、祝祭日。11:00〜19:00) |
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086-472-4363 |
(祝祭日ではない月曜。祝祭日明けの火曜。10:00〜17:00) |
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